ぱんだ先輩こんにちは!
デザインが得意なWebマーケター「ぱんだ先輩」です!



見習いのWebデザイナー「いっきんくん」です!
・サイトのデザインが古く見える…
・商品が探しにくい…
・更新のたびに担当者の負担が増える…
課題は感じていても、どこから手をつけるべきか決められず、ECサイトのリニューアルが止まっていないでしょうか。
とくに悩みやすいのが、全面的に作り直すべきか、商品ページや導線の部分改修でよいのかという判断です。改修範囲を先に決めてしまうと、本来解決したかった課題と制作内容がずれ、公開後も使いにくさが残ることがあります。
大切なのは、「新しくすること」そのものではなく、何を改善したいのかを社内で整理し、その目的に必要な範囲を見極めることです。
この記事では、自社ECを運営する小売・メーカー・D2C事業者の担当者に向けて、ECサイトリニューアルの進め方を7つの手順で解説します。制作会社へ相談する前に整理したい項目と、認識ずれを減らす依頼方法も確認していきましょう。
ECサイトリニューアルは7つの手順で進める



ECサイトリニューアルは、次の順番で進めると全体像を整理しやすくなるよ!


1. リニューアルの目的を定める
2. 現行サイトの課題を棚卸しする
3. 顧客と商品の情報を整理する
4. 改修する範囲を決める
5. 必要な機能と移行対象を固める
6. 体制・予算・スケジュールを合わせる
7. 公開後の運用と検証方法を決める
この順番で重要なのは、最初から「全面改修する」と決めないことです。


例)
購入前の疑問が商品ページで解消されていないことが主な課題
↓
商品情報の設計や画像、ページ内の導線を優先して見直す
一方、商品登録や更新作業の負担、外部システムとの連携、サイト全体の構造に課題がある場合は、より広い範囲の検討が必要です。
まず自社で目的と事実を整理し、そのうえで専門家の判断が必要な部分を切り分けます。すべてを決めてから相談する必要はありません。
- 決まっていること
- 未決定のこと
- 相談したいこと
が見えるだけでも、外注先との会話を始めやすくなります。
まず整理したい目的と現状課題
1、リニューアルの「目的」を一文にする
社内で「売上を上げたい」
「古い印象を変えたい」「使いやすくしたい」といった意見が並ぶことは珍しくありません。しかし、そのままでは優先順位が曖昧で、提案を比較するときの基準も定まりません。
そこで、最初にリニューアルの目的を一文にします。たとえば、
例1)
1、誰が
主力商品を初めて見る顧客
2、どのように
違いを理解して購入候補を選べるサイトにする
例2)
1、誰が
担当者以外でも
2、どのように
商品情報を更新できる状態にする
のように、誰のどのような困りごとを解消したいのかまで言葉にします。目的が複数ある場合は、第一優先と第二優先を決めましょう。売上だけにまとめず、
- 商品を見つけやすいか
- 購入判断に必要な情報があるか
- 問い合わせが起きやすい箇所はないか
- 更新作業に手戻りがないか
などに分けると、課題を具体化できます。
判断指標も、自社で確認できるものを選びます。問い合わせ内容の変化、更新にかかる作業、サイト内での行動など、目的に合う観点を決めておくと、公開後の振り返りにつながります。
2、リニューアルにあたっての「現状課題」を整理する
「なんとなく使いづらい」という感覚は、検討を始めるきっかけになります。ただし、改修範囲を決めるには、その感覚がどこから生まれているのかを確かめる必要があります。
- 顧客から寄せられた質問
- 社内の問い合わせ
- 商品登録時の手戻り
- 更新できずに放置されているページ
など、現場にある材料を集めましょう。アクセス解析を利用している場合は、目的に関係するページや導線の状況も確認します。業界の一般論と比べる前に、自社サイトの現在地を記録しておくことが大切です。
また、課題だけでなく「残したい資産」も洗い出します。検索から読まれているコンテンツ、顧客に説明しやすいページ、継続利用したい商品情報や画像などです。リニューアルはすべてを捨てる作業ではありません。活かすものを明確にすることで、制作範囲と移行作業を検討しやすくなります。
外注前に整理する7つの項目



ここからは、制作会社へ相談する前に用意したい情報を7項目に分けて説明するね!



未決定事項を含めて現在の状況を共有できることが重要だね!


1. 目的と優先順位
最初に、なぜリニューアルするのかを共有します。目的ごとに、
- 最優先
- できれば実現したい
- 今回は対象外
と分けておくと、予算や期間に応じた提案を受けやすくなります。
社内の部署によって要望が異なる場合は、意見を一つに見せる必要はありません。誰がどの課題を感じているかを記録し、最終判断をする人を決めておきます。
2. 現行サイトの課題と残したい資産
課題は「デザインが古い」といった評価だけでなく、具体的な場面に置き換えます。
例)
・主力商品への入口が見つけにくい
・商品画像の差し替えに時間がかかる
・同じ質問への問い合わせが続いている
同時に、残したいURL、文章、画像、顧客レビュー、商品データなども一覧にします。何を移すかによって作業内容が変わるため、早い段階で外注先と確認したい項目です。
3. 想定顧客・主力商品・購入前の疑問
ECサイトは、商品を並べるだけでなく、顧客が自分に合う商品を選ぶための場です。主な顧客像、優先して届けたい商品、その商品を選ぶ前に生じる疑問を整理します。
例)
サイズや使い方の違いで迷うのか
他商品との比較材料が足りないのか
品質や配送への不安があるのか
によって、必要なコンテンツは異なります。実際の問い合わせや接客時の質問があれば、制作会社に共有すると設計の手がかりになります。
4. 改修するページ・導線・コンテンツの範囲
トップページだけを変えるのか、カテゴリ、商品詳細、カートまでの導線、読み物コンテンツまで見直すのかを整理します。ここでも、目的から必要性を判断します。
範囲が決めきれないときは、主力商品を一つ選び、顧客がサイトを訪れてから購入を判断するまでの流れを追ってみましょう。情報が途切れる場所や迷いやすい場所を確認すると、優先して直すページが見えやすくなります。
5. 必要な機能・連携・移行データ
- 商品検索
- 絞り込み
- 会員機能
- 決済
- 在庫や受注に関わる連携
など、現在使っている機能と今後必要な機能を書き出します。「あると便利」という要望とは別に、事業運営に欠かせない要件を分けることがポイントです。
また、商品情報、顧客に関するデータ、注文履歴、記事など、移行を検討する対象も確認します。利用中のECプラットフォームや外部サービスによって実現方法や制約が異なるため、具体的な仕様は各サービスの公式情報と専門家への確認が必要です。
顧客情報などの個人データを外注先が扱う場合は、共有方法だけでなく、
- 安全管理措置
- 取扱範囲
- 委託先での取扱状況
を確認する方法も事前に合意しましょう。
6. 社内体制・予算・希望時期
社内の窓口、内容を確認する担当者、最終決裁者を決めます。商品情報、法務上の確認、システム、物流など、確認事項ごとに関係者が異なる場合は、誰に確認するかも明らかにしておくと進行が止まりにくくなります。
予算は改修範囲、機能、データ移行、素材制作などの条件で変わります。金額だけを先に比べるのではなく、提案に何が含まれ、何が別途必要なのかを確認しましょう。
希望公開日がある場合は、理由と動かせない期限を伝え、商品撮影や原稿確認など社内作業の時間も含めて相談します。
7. 公開後の更新・計測・改善体制
公開はリニューアルの終点ではありません。
- 誰が商品やバナーを更新するのか
- 更新時にどのような確認が必要か
- 目的に対する変化をいつ振り返るか
まで、円滑に運営するために決めておく必要があります。
制作会社に公開後の支援を依頼する場合は、対応範囲や連絡方法も確認します。社内で運用する場合は、操作方法だけでなく、画像や文章を追加するときのルールも共有できる状態にしておくと、サイトの一貫性を保ちやすくなります。
以上の7項目はそれぞれ、
- 決定済み
- 未決定
- 相談したい
に分けてまとめましょう。この整理表が、社内合意と制作会社への依頼の共通資料になります。
制作会社との認識ずれを減らす依頼の3ステップ
1、見た目ではなく目的と優先順位から共有する
参考サイトを渡すときは、「この雰囲気が好き」だけで終わらせず、参考にしたい場所と理由を添えます。
目的に沿った提案の例
商品を用途から探せる導線を参考にしたい
初めての人にも違いが伝わる比較方法を取り入れたい
反対に、避けたい状態も理由とともに共有します。関係者の好みを集めるだけでなく、顧客の購入判断や社内の更新作業にどう影響するかという共通の視点を持つことが大切です。
2、制作範囲と担当範囲を表にする
ECサイトのリニューアルには、
- 現状分析
- 構成
- 文章
- 商品撮影
- 商品画像
- デザイン
- 実装
- 商品登録
- 動作確認
- 公開後の運用
など、さまざまな作業があります。見積もりを確認するときは、作業項目ごとに自社と外注先のどちらが担当するのかを表にしましょう。


「原稿支給」と書かれていても、構成から自社で用意するのか、取材をもとに外注先が作成するのかで負担がおおきく変わります。納品物、修正の進め方、確認に必要な日数も含めて認識を合わせます。
費用を比較する際も、金額だけでなく、対象範囲と前提条件をそろえて見ることが重要です。
3、商品理解から公開後まで相談できる相手を選ぶ
外注先を選ぶ際は、デザインや実装の実績だけでなく、顧客が商品を選ぶまでの流れと、公開後の社内運用まで一緒に考えられるかを確認しましょう。商品画像、LP、販促物が別々の方針で作られると、伝える内容や印象がばらつく場合があります。
企画ユニットでは、商品への理解を起点に、
- 競合・顧客視点の整理
- ECサイト
- LP
- 商品画像
- 販促物
- 運用導線
まで一気通貫でご相談いただけます。まだ改修範囲が決まっていない段階でも、決定済み・未決定・相談事項を一緒に整理することで、必要な進め方を考えられます。
まとめ



ECサイトリニューアルは、単にデザインを新しくする作業ではないということだね!
- 目的
- 現状課題
- 顧客と商品
- 改修範囲
- 機能と移行
- 社内体制
- 公開後の運用
を整理し、関係者で合意して進めるプロジェクトです。まずは主力商品を一つ選び、その購入導線について7項目を
- 決定済み
- 未決定
- 相談したい
に分けて書き出してみてください。全面改修が必要か判断できない場合も、課題と優先順位が見えれば、専門家へ相談するときの出発点になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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また次のブログでお会いしましょう〜!
参考・参照URL
- Google Search Central「Site Moves and Migrations」
https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/site-move-with-url-changes
(URL変更を伴うサイト移行の準備、旧新URLの対応付け、リダイレクト、移行後の監視を確認) - Shopify Help Center「Importing and exporting customer lists」
https://help.shopify.com/en/manual/customers/import-export-customers
(顧客データ移行で対象や方法ごとに制約がある具体例を確認) - 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)」
https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/guidelines_tsusoku/
(個人データの取扱いを委託する際の委託先選定、契約、安全管理・監督を確認)









